靴にまつわる記憶を辿る

秋の長雨に陽射しをとられて、靴の手入れのチャンスを逃がしていたが、ようやくからりと秋晴れになった

春夏で登板のあった靴を並べてみると、、意外に少ない
そして、踵の高い靴は3足のみ、、ひと月ほど前ある記事で
『、、ヒールの靴が売れなくなっている、、』
というのを読んだが、なんと見事にその傾向

ファッションの流行にここ何年も「アスレジャー」athletic+leisureが入っていてUNIQLO、無印からスーパーブランドまでがそのラインを毎年取り入れているから、、こうして自分自身が使っているものを俯瞰してみると一目瞭然

12足のうちの3足のみがいわゆるヒール（9.5センチ、5センチ、3センチ）
然もこのどれもが普段ではない少し特別な場所に出かけるため、洋服の仕上げとしてバランスを取るために履いたもの

9.5センチのものは20年選手で、口の悪い友人は『竹馬』と称して笑った
的を射ていると思い可笑しかった、、これで車の運転はできないし、買い物ももちろん、変わりそうな信号を無理して走って渡ることもできない
そろそろ引退の時期だろう

若い頃は外出といえば所謂
「ハイヒールを履く可し」
という暗黙の縛りがあった昭和の世代は令和の
「#KuToo」
をきっととても自然に受け入れているのだろう、、などと、一足ずつ手入れをしながらそれぞれの靴にまつわる記憶を辿る

苦手なことだらけのわたくしだが、、
アイロンがけと同じく、靴の手入れという作業は大好きで時間がたつのも忘れている